ブログスタート!!& 初めての SQL Server Analysis Services
初めまして。清水と申します。セカンドファクトリーという会社で開発者、SEをしております。これまで主に開発者をしてきました。現在は自社のサービス開発、展開、保守運用を担当しております。途中、フリーランスで仕事をしていたこともありますが、現在は会社員です。あまり自覚はありませんが(笑) なお、お約束ですが当ブログで発信、発言は私個人のものであり、所属する組織、企業、団体等とは何のかかわりもございません。あしからず。 ブログをはじめようと思ったのは、これまで主にマイクロソフト製品に関して、幅広く開発、展開等に関わってきましたが、そろそろ何かひとつ軸を作りたいなと思ったからです。当ブログでは主に技術の話をすることになると思いますが、技術者のための技術を語るつもりはあまりありません。それよりも、普通の人が使うのにより使いやすく、手軽に使えるようにご紹介することを目的としております。あるいは本当にユーザーの為を思ってシステム構築・開発をしている技術者の方向けの話にしようと思っています。 システム構築をするのは技術者かもしれませんが、使うのは普通の業務担当者ですから。IT技術者が普通のユーザーを意識して、普通の言葉で話せることが必要だと思い、始めた次第です。 記念すべき当ブログ第1回となる今回は SSAS + Excel についてのお話です。 というのも、よく考えたら SQL Server Analysis Services (SSAS) はこれまで存在を知っていたけど、使ったことがなかったことに以下で紹介する参考書籍を読んでいて、ふと気が付いたので今回 SSAS の環境を構築してみました。 SSAS とは簡単に言うと、様々な DB や Web サービスにあるデータの予測、クラスター分析といったデータ分析(データマイニング)をする為に必要となる SQL Server のサービスです。このサービスを利用すると、日常的に扱う Excel 上のデータも簡単にデータマイニングすることができます。 さて、日常業務の中で、業務データの多くは Excel に存在することが多いのではないのでしょうか? その Excel にあるデータを「さて分析しよう」と思っても、世の中的にはサーバーやクライアント PC に高額な BI ツールを準備しなければできないと思っている人が多く、思い立ってもすぐ実践とはいかないのが現実です。 そこで SQL Server 製品版を利用します。現在発表されている DB のシェアからすると、どこの企業にも1台くらい SQL Server がインストールされたサーバーくらいあるのではないでしょうかwww 最新の SQL Server 2014 のエディションで言えば、製品版である Standard Edition 以上であれば SSAS は追加費用なく、インストールできます。あるいは試用版が 180 日限定使用でダウンロードできるので、情報システム部門で試してから、全社や関係部門に展開ということも可能です。 そして、今回のクライアントツールは Excel です。できれば、最新の Office 2013 がインストールされていることが望ましいですが、これも昨今の Office 365 のシェアを鑑みたら、気にすることはない気がします。また、仕事でデータ分析がしたいと思っている部署の人のマシンに Excel がインストールされていないことも考えにくいので、これも今回は気にしませんw なお今回の参考書籍は以下です。 日経BP社 Excel & Power BI による企業データ分析入門 http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P98370.html さて、この本の中では Windows 8.1 環境に SQL Server 2014 をインストールしています。 もちろんこの方法で SSAS をインストールして、Excel からアクセスすることは可能ですし、まったく問題ありません。 ですが、ユーザー企業に SSAS を導入する、あるいは情報システム部門の方が自社に SSAS を導入することを考えると、一つのマシンにオールインワンでインストールするのはお勧めできません。なぜなら SSAS を利用し分析を担当される方のすべてのマシン1台ずつに SSAS をインストールするのは、コスト的に現実的ではないからです。 では最小構成でマシンを用意するのであればどうすればよいかと言うと、やはり SQL Server はサーバーへインストールし、そこにアクセスするクライアント PC があればよいということになります。繰り返しになりますが、多くの企業ではクライアント PC に Excel は既にインストールされているはずですから、とりあえずサーバーのみ環境構築が必要ということになります。これならコスト的に問題ないでしょう。 というわけで、今回は Windows 8.1 Update の Hyper-V に仮想マシンとして Windows Server 2012 R2 Update を用意しました。 つまり クライアントPC:Windows 8.1 サーバー:Windows Server 2012 R2 です。 ツカミと冒頭で長くなってしまったので、実際の環境構築手順については次回紹介させて頂きます。実はそんなに難しいことはないのですが、1点だけハマる点がありますので、そこを次回紹介させて頂きます。 こんな感じでマイクロソフト製品を使用した ビッグデータ や BI に関する内容を伝えていきたいと思っております。 これからよろしくお願い致します。
0 コメント
あなたのコメントは、承認後に掲載されます。
メッセージを残してください。 |
AuthorYugo Shimizu 株式会社セカンドファクトリー在籍。アーキテクト。主にマイクロソフト系技術を使っております。C#、.NET、SQL Server 等。最近は Power BI や IoT, Web API 等に興味あり。
このブログは IT を普通の人が使えるものにする 民主化 をテーマにしています。 Archives
10 月 2020
Categories
すべて
|